ワイナリー便り

★メルローの仕込み(前半)

2019.09.29

くっきーこと、久木元洋子です。
今シーズンの仕込みも本格的になって、メルローまで進みました。
ご存知ですか?
白ワインより赤ワインのほうが作る時の工程が少し多いのです。
今回のブログはメルロー種のワインの造り方(前半)をお届けします。

コンテナに入ったピカピカのメルローが到着しました。
今年は天候不順だったにもかかわらず、すごくいいメルロー。
このメルローを除梗破砕機にかけて粒にします。

この機械が除梗破砕機です。
ここに葡萄を投入します。

葡萄の房から梗(こう)を外して、粒だけにしていきます。

このステンレスの台は選果台として使用しています。
選果台に広げられた粒からさらに、未熟果や取りきれなかった梗を手作業で取り除いていきます。
なかなか腰が痛くなる作業です。

このホウロウタンクの中に先ほど選果したメルローが入っています。
このまま2週間ほどかもし発酵してから、プレス機に入れていくのです。
ホウロウタンクの中では勢いよくメルローが発酵を始めていて、
耳を澄ますと。

(サーッ シュワシュワ サーッ)

そんな音が聞こえてくるのです。
ワインって酵母という生き物が作ってるんだなぁって実感します。
さて、前半はここまで。
後半はホウロウタンクの中のメルローがどう変化していくのか、
お伝えしたいと思います。